創設者:堀田くに肖像
創設者:堀田くに肖像
堀田くに 明治21年~昭和60年
(1888~1985) 業績・年譜 県内初の託児所創設者。伏木町で代々続く回船問屋に生まれた。
伏木町婦人会長、射水郡連合婦女会長として婦人活動の先頭にたって活動をしていたくには、港の倉庫の軒下や石炭山の間に一日中置き去りにされている子供たちの姿を見るに忍びず、大正12年(1923年)、念仏堂(高岡市伏木東一宮)を借りて無料で子供を預かりはじめた。
大正から昭和にかけては農村の疲弊が著しく、主婦たちは港で女仲仕(船の荷役)として朝5時半から真夜中に至るまで働いた。そのため、我が子の上に降り積もる雪を払いのけることも出来ないほどの悲惨な状態であったのである。
 大正15年(1926年)4月には、婦人会員とともに内職に努め、23坪の遊戯室を造り、県の許可を得て託児所を開所した。その後も託児数の増加から新しい土地を購入するが、資金は乏しく、地盛りは婦女会員の手で行うという厳しいものであった。働く女性とその子供たちのためにと、戦中戦後の混乱期を乗り切ってきたくには、昭和56年(1981年)まで伏木保育園の園長を務め、昭和60年(1985年)、創立60周年を見届けるように生涯を閉じた。